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2008/05/13

……というわけで

源氏物語を聞いてきた ゲンジナって源氏物語からきてるんだってね。みんな、氏名じゃなくて通称で呼ばれているから。

賢木は 源氏の実のおとうちゃま(テンノー)の奥さん(フジツボ)を源氏がひそかに奪って子どもを産ませたあと おとうちゃまが亡くなったのでさらにまたフジツボさんにいいよるが フジツボさんは我が子(将来のテンノー)のことなど思って尼さんになっちゃい 源氏は失恋 

その後 源氏は性懲りもなく深窓のご令嬢にコナかけて 通いまくってるときに 現場をご令嬢の親に見つかっちゃった……(笑)

という話

もひとつ 藤袴は 中年になった源氏が 手元に引き取って我が子として育てていた娘が育ちきったので好きになり ひそかに言い寄っているので 娘は困ってどうしようもなく さらに源氏の息子の夕霧も その娘と自分とが血の繋がった姉弟じゃないとわかったのでおねえちゃんに言い寄りまくり 

ついでにオヤジは怪しい、ねーちゃんを娘として育てていたけど手をつけるつもりなんじゃないのかあ~ とにらんで、夕霧から源氏にいろいろ問いただす場面とか、とか……

まあいちおう全文読んだことはないけど 話は知っているのでついていけたが 改めて源氏――こいつ「女の敵」ちがうか(笑)と思ってしまった 現代っ子なもので 

それとも寂聴センセの御手だからか(笑)? いや 高校生のときも源氏の節操のないところ嫌いだったしなあ~ 世界最古の文学なんだけどねえ~ (六条御息所と紫の上のくだりは好き) あー でも嫌わせるほどキャラが立ってるってことでもあるのかなあ

まあ ストーリー的に言うと フジツボが尼さんになったのであきらめる というのも 血縁だからあきらめていた夕霧の恋心 というのも 

1000年経ってみると それも不思議な感性だよなあ~ 文化的統制があったんだろうなあ~ こんだけデーハーに遊びまくっていつつ 妙な話だよなあ~ 紫式部も自主規制したんだろうなあ~ と下世話なことを思ったり…… 

しかしな~ それだったらさ~ 尼さんタブーと 近親相姦タブーはさ~ そこんとこどうなのよ(笑) いいじゃないの これだけ馬鹿なことやってる男なんだからさー なんて実は思いながら聞いていたのだ 

まー もしそんな話になっていたら非難の嵐どころか 誰も読まなかったかもな(笑) うん タブーがあるから物語が生きるっていうのはあるわねえ ロミオとジュリエットのように

でも 一夫一婦制とか 処女の概念って 明治以来の輸入もので 日本人の性のありかたって もともとものすごくおおらかだったそうだから 実子でないってわかってても平気で育ててるし お祭り≒乱交パーティだったって説もあるし ――今 日本の妻たちが乱れてるとかいうけど 前からだから。 と聞くたびにいつも思うんだけど(笑) 

たぶん社会自体が個という概念では動いていなかったせいもあるのかなあ (もちろん個はあるんだけどそれよりも族の概念のほうが強大)というのと 女系社会だからってこともあるんだろうなあ平安時代は なんてつらつら考えたりして。

閑話休題

上原まりさんは 朗読と、和歌のところは琵琶をつけてやってくれたんだけど 声がものすごく通って 地声と男声と娘声と奥様声と子ども声とばあさん声とおじさん声と朗読声と 七色? 八色? 声色の変化 さすがだったです。 裾に「A」と 見えるお着物(新作だな)もナイス。 

とくに和歌とあわせた琵琶は良かった 日本の古典芸能って 地声はとにかく低いんだね~ 

プラス 平家物語 壇ノ浦のところやってくださって これはライフワークと言うだけあって 25年もやってらっしゃって 素晴らしい~ と 思いました 

耳なしホーイチの世界! 琵琶の音色ってちょっとおどろおどろしいところがあるから 平家の落人の霊が 寄って来て ホーイチさんを黄泉の世界に連れて行こうとしたってストーリーには 琵琶の平家を聞いてみると ものすごーい説得力がありました

まあ もともとわたし 源氏物語のストーリーよりも 平家物語のほうが好きだし うわ~平家いいじゃん! と思ってしまったのは しょうがないのかなあ~

でも聞きながらそんなことを考える余裕があったってことは 現代語訳も 語りも 内容も ちゃんと現代の言葉として耳に入ってきてたってことなんだろうなあ~ 

そう考えると まりさんが作曲されてるって話だったんだけど すごいワザだよねえ~ 源氏物語の時にはあまり平家物語はやらないそうなのでラッキーだったわ。

たまたま感想書くのに手間取ってしまい 後ろから「ありがとうございました」とお声掛けいただいてビックリしちゃった。 ちょっとだけお話させていただいたんだけど…… 丁寧な、笑顔の美しい方だったです。  

ちっちゃい女性はすごくパワフルだよね と 昔カメラマンの人に聞いたんだけど ホント 芸能の方ってみなさん 背はそれほど高くない人が多いんだよね それなのに舞台に立つと大きく見える あれはなぜなんでしょうなあ。 

そういうわけで 「琵琶に魅せられて」 春秋社が会場に売ってあったので買って読みました――なあんて あいかわらずミーハーそのものなワタクシ。 

芸に対する姿勢だとか 表現に対する姿勢だとか勉強になった。 「風姿花伝」を読めと。 ハーイー、わかりました~ 読みます~

凡庸なヒトなのでツキナミな感想しか述べられず申し訳ないっす~ がんばりまーす

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